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②準備期 [口腔機能]

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②準備期

準備期とは食べ物を口に取り込んで

咀嚼をして食塊を形成するまでの段階を言います。


この段階は大きく二つの動きにわけられます。

「捕食の動き」と「咀嚼の動き」です。

○捕食とは

捕食については大きく分けて2つあります。


手づかみで食べ物を直接取り込む

食器・食具を使い食べ物を取り込む



口元に運ばれた食べ物を

唇で感じます。(温度・硬さ・大きさ・粘性・液状などなど)

前歯を使い噛みきって適当な大きさにして口の中に取り込みます。

唇を閉じて食べ物が口からこぼれないようにします。



○咀嚼とは


口に入った食べ物を奥歯や舌・頬を使い、唾液と混ぜながらすりつぶして食塊を作っていきます。


口の中で飲み込みやすい「形」「大きさ」「硬さ」の流動食を作っています。


この段階で問題になるのは


歯の欠損  

口腔内の麻痺(唇・舌・頬)
「食べ物が口からこぼれ落ちる」
「うまく食塊ができない」


次回は問題点について書いていきます。





最後まで読んでいただきありがとうございます。




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施設の食事は大事です!! でも栄養士は? [雑記]

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施設や病院の職員に「食事は大事ですか?」と尋ねると

「大事ですよ。利用者にとって一番の楽しみですから。」

と 答えが帰ってくると思います。

では 「栄養士は大事ですか?施設に必要とされています?」

と尋ねたら????????????

おそらく答えは。。。




栄養士?普段何しているかわからない。

栄養士?重要じゃないけど、食事は大事。


矛盾した答えが返ってくるのではないかと。。。。。。。



でもそれはねーー 栄養士に問題があると思います。

大事な食事を管理する栄養士がもっとしっかりして

職員や利用者に認めてもらい

施設にとって欠かせない存在にならなければならないと思います。


周りが変わることを望むより、自分が変わることを考えたらどうですか?


これを読んでいる栄養士に尋ねます。

あなたは施設や病院から必要とされている人材ですか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。





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①先行期・認知期  食べる意欲がない [口腔機能]

①先行期・認知期

「食べる意欲がない」

はっきり言って理解できません。はい。

食欲は3大欲求の一つで生命の維持に欠かせません。


私は普通にお腹がすきます。

お腹が空けば何か食べます。

がまんは出来ますが、1日中は耐えられません。

空腹が満たされれば満足します。

当たり前のことと思います。


しかし認知症やうつ病などでは当たり前のことが当たり前では無くなることがあります。

今まで食べていたのに急に食べなくなる。 お腹が空かない。


そのきっかけになった原因を探り解決していくことも必要ですが

栄養士としては、どうやって食べていただくか?どう栄養補給をするのか?

これが最重要課題になります。

食べていただくために取り組むことは

食種や食形態の変更

食環境や支援方法の見直し

介助方法の見直し

嗜好や食べたいもの把握

少量で栄養補給が出来る補助食の検討

などなど検討をするのですが


一番悩むのは

無理して食べさせることに意味があるのか

でも食べないと弱っていく

本人にとって何が一番よいのか

いつもこの葛藤があります。


最終的には本人と家族の意向を確認して、多職種で話し合い、

本人にとって何が一番良いと思う方法で支援しています。


最終的な選択肢は

胃ろうか看取りになるのではないかと思います。



ただ何かのきっかけでまた食欲が戻ってくることもあります。

支援者が諦めずに少しでも良いのでかかわり続けるととが大事です。


胃ろうになったらずーーーーーっと胃ろうではありません。

また口から食べることが出来るのです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。









タグ:口腔 高齢者
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①先行期・認知期   食べ方がわからない [口腔機能]

今回は先行期:認知期 「食べ方がわからない。」

どうやって食べていいのかわからない。

食器がうまく使えない。使い方がわからない。



例をあげると

食事が運ばれても見つめるだけでじっとしている。

目の前にあるのがおそらく食べ物だと分かっているが手が伸びない。

お腹が空いているのか尋ねると空いていて食べたいと言う。

箸と器を手に持たせてあげると自分で食べ始める。

おにぎりにして手に持たせてあげると自分で口に運び食べることが出来る。

しかし手に持った物を食べ終わると次が続かない。

自分から手を伸ばしたり、食器を持とうとはしない。


また違う例ですが

お皿が沢山あるとどれを食べてよいか迷い、食事が進まない方もいます。

その方には、

皿数少なくしたり、一皿ずつ渡したり、プレート皿で一皿にまとめたりすると良いと思います。


スプーンやフォークを逆さまに使うことも当てはまると思います。


このような方には支援者が適切な支援や配慮を行えば問題なく食べれる方が多いと思います。

何に困っているか声かけを行い、ちょっとした支援で食べることが出来るでしょう。

ただ食事の大きさの判断も鈍っていることもあるので、詰め込みのリスクを軽減させるため

一口量の配慮が必要な場合もあります。

※刻みすぎた刻み食はダメですからね!!!


次回は「食べる意欲が無い」について書いていきます。

今この事例がとても増えており、一番難しい問題でもあります。。。


最後まで読んでいただきありがとうございました。



タグ:口腔 高齢者
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①先行期・認知期   異食行為 [口腔機能]

以前私は先行期が当たり前のことと思っていたため

先行期っている?? 大事のなの??? と間違った解釈をしていました。

無知とは恐ろしい。。。。。



それでは異食行為について

異食行為とは

食べ物以外のものを口にしてしまうことです(乳幼児にもよく起こりますね)。


認知症の方は

食べ物を食べ物と認識できない。裏を返せば食べ物以外も食べ物として認識してしまう

私たちには当然理解できないことですが。。。



たとえばテーブルに「消しゴム」があったとします。

私たちはそれが「消しゴム」と認識できるため食べようとはしません。

しかし認知症の人はそれがわからず、食べ物と思い口の中に入れます。


今度はテーブルに食べ物そっくりの「消しゴム」があったとします。

私たちは食べ物と勘違いし口に入れます。

しかし一口噛んで「硬さ・食感・味などなど」食べ物でないと分かり吐き出すでしょう。

認知症の人はどうなるのか

吐き出す人もいれば、普通に噛んで飲み込む人もいます。

「消しゴム」くらいなら!? 問題ないかもしれませんが

たばこや針・飲んではいけない薬など

口にする物によっては生命が危機にさらされることもあります。


予防法は単純で手の届くところに物を置かないこと。

でも子供の異食行為と違い毛布や洋服を食いちぎることもあり

すべてを防ぐことはできないと思いますが

生命を危険にさらすようなものは置かないようにしましょう。


次回は「食べ方がわからなくなる」です。


最後まで読んでいただきありがとうございます。






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